カテゴリ" Various Music／Bands"のブログ記事

前作「The Shepherd’s Dog」から2年ぶりとなる、Iron and Wineの新作アルバム「Around The Well」。レコードレーベルのSub Pop Recordのウェブサイトで新曲「The Trapeze Swinger」が公開されています。
アルバム「Around The Well」は5月19日発売予定。この曲を聴く限り、何となく前作と比べてメランコリックな感じ？　Iron and WineはRadioheadの曲をカバーしたり、反対にトムがお気に入りとしてあげていたこともあり、浅からぬ関係ですので、Rファンの方で未聴の方は要チェック。おすすめです。

[MP3]
Iron and Wine「The Trapeze Swinger」 from「Around The Well」
Iron and Wine「Boy With A Coin」 from「The Shepherd’s Dog」
Iron and Wine「Southern Anthem」 from「The Creek Drank The Cradle」

[関連したサイト]
■ Iron and Wine（公式ウェブサイト）
■ Iron and Wine - MySpace
■ Sub Pop Records : Iron and Wine

「Around the Well」/ Iron and Wine
release : May, 2009
label : Sub Pop Records

[動画]
■ Iron and Wine - No Surprises - Pitchfork 2007

Fleet Foxesと同じシアトル出身のTelekinesis（テレキネシス）。Merge Recordsからデビューアルバム「Telekinesis!」をリリースしたばかりです。メンバーはシンガーソングライターのMichael Lernerで、ライヴでChris Staples、David Broecker、Jonie Broeckerが参加する形。
レーベルのウェブサイトにあるメディアプレイヤーから全11曲をフル試聴できます。「Coast of Carolina」は後半が物足りないというか、もうちょっと引っ張ってほしいなという感じもあるけれど、どの曲もメロディが親しみやすくて歌声もきれい。これは絶対DCFCファンが好きな音だよなーと思ったら、プロデューサーがChris Wallaとは。おおぅ。

[ストリーミング]

Coast Of Carolina - Telekinesis

[関連したサイト]
■ Telekinesis - MySpace
■ Merge Records Store - Telekinesis!

[ミュージックビデオ]
Telekinesis「Tokyo」

「Telekinesis!」/ Telekinesis
release : Apr, 2009
label : Merge Records

四月に入り、特に専門書担当者は新入学生の教科書調達やら新年度改訂版の発刊が目白押しで気を抜けません。今月初めに福岡市内で大きな学会が会ったので医学系出版社の営業さんに会う機会が多かったのですが、以前の担当のときに配っていた一年分の名刺を三日間で使いました。ふぅ。
先月はSXSW 2009もあり、稀に見るハイペースで更新していましたので、今月からは少しペース落とします。それにつけても、年上の新人を指導する身の辛さよ･･･。

ジョージア州、アテネ発のメロディック・ポップ・バンド、Venice Is Sinking（ヴェニス・イズ・シンキング）。メンバーはDaniel Lawson、Karolyn Troupe、Lucas Jensen、James Sewell、Jeremy Sellers。
先月末にアルバム「Azar」をOne Percent Pressからリリースしたばかりです。曲調は全体的にゆったりしたものが多くて、混声ヴォーカルは優しい雰囲気で好印象。バックにはピアノ、ストリングス、ホーンなどオーケストラ楽器が入り、音楽を豊かに彩っています。括りとしてはスロウコアと紹介されていますが、Sparklehorseとか、Tristezaの楽曲の雰囲気が好きな人にぴったりくるのではないでしょうか。（相変わらず例えが古い･･･）
オフィシャルサイトでフリーで公開されている新曲「Ryan's Song」は春らしいきらめきと軽やかさにあふれるメロディ・ラインと音響がとても心地よい。MySpaceでは同じく新曲４曲を聴くことが出来ますが、どれもすばらしい曲です。

[MP3]
Venice Is Sinking「Ryan's Song」
Venice Is Sinking「Okay」

[関連したサイト]
■ Venice is Sinking（公式ウェブサイト）
■ Venice is Sinking - MySpace
■ one percent press » Venice is Sinking

「Azar」/ Venice Is Sinking
release : Mar, 2009
label : One Percent Press

ロサンゼルス発のロックバンド、Gliss（グリス）。今月7日に2枚目のアルバム「Devotion Implosion」をCordless Recordingsからリリースしたばかりです。
メンバーはMartin Klingman、Victoria Cecilia、David Reiss。空間系エフェクトが効いた鋭角的なギターのハーモニーに重なる女声ボーカルなんてのはシューゲイズ･ファンのストライク･ゾーン。といっても、You Ain't No Picassoでも紹介されているようにBlack Rebel Motorcycle ClubやJesus and Mary Chainのような親しみやすさがあって、耳馴染みは良いと思います。MySpaceのアーティストページでは新曲6曲が公開されています。

[MP3]
Gliss「Morning Light」

[関連したサイト]
■ GLISS. TV（公式ウェブサイト）
■ Gliss - MySpace
■ Cordless Recordings
■ [MP3] Gliss: “Morning Light” & “29 Acts of Love” - You Ain't No Picasso

「Devotion Implosion」/ Gliss
release : April, 2009
label : Cordless Recordings

ネタ元はFMusicさんより。
Utadaこと宇多田ヒカルがimeem公式ページで「Utada Celebrity Playlist」を公開しているそうです。
プレイリストには本人のコメントが付いています。
(source : FMusic)

曲目は以下のとおり。Radiohead「Street Spirit」はアコースティック・バージョンの音源。この曲はトムの歌声が冴えて、己も好きな曲。

■ Utada Music Profile on IMEEM

イギリスの音楽週刊誌、NMEのウェブサイトには「The Daly Download」というページがあり、毎日様々な音楽を紹介しているのですが、とてもNMEカラーが強くて（当たり前の話ですが）定期購読はしているものの、あまりピンとくる楽曲は少ないです。だけども今回は大当たり。かっこいいです。

アメリカ・サンフランシスコ発のセクステット、Sleepy Sun（スリーピィ・サン）。メンバーはBenjamin Brown、Peter Brown、Louis Brown、Edward Brown、Donald Brown、Honey Pie Brown。2曲を収録したシングル盤「New Age」を今月14日にリリース、5月にはアルバム「Embrace」のリリースが予定されています。発売元はATP Recordings。ということで、All Tomorrow's Partiesに出演も決まっています。スケジュールは5月8日、共演はSpiritualized、Devo、Jesus Lizard、Electric Wizardなど。

今回紹介する曲はシングル表題曲の「New Age」。まず耳に入ってくるのは唸るようなベース、中盤から聞こえてくるのは縦横無尽に渡り狂う2本のギターのフレーズ。で、その裏のアコースティックギターの音も効果的。気だるい感じの多重ボーカルとドラムスはクラウト･ロック風。7分以上の長尺だけど全然だれないし、音の重量感もしっかりあって、やーこれはかっこいいわ。一方、MySpaceで聴くことのできる「Load」という曲はこれと正反対にピアノとギターで優しく聞かせる穏やかな曲。このバランス感覚、素晴らしい。

[MP3]
Sleepy Sun「New Age」

[関連したサイト]
■ Sleepy Sun（公式ウェブサイト）
■ Sleepy Sun - MySpace
■ ATP Recordings - Sleepy Sun
■ Noise Pop 2009 Preview: Wednesday Shows | Stranger Dance

「New Age (single)」/ Sleepy Sun
release : April, 2009
label : ATP Recordings

「Embrace」/ Sleepy Sun
release : May, 2009
label : ATP Recordings

鉄仮面のラッパー、MF DOOM改めDOOMのアルバム「Born Like This」が先月、Lex Recordsから発売されています。このアルバムの2曲目に収録されている「Gazzillion Ear」のリミックスをトム･ヨークが手がけたそうです。材料が何であっても暗黒的な仕上がりはいつものとおり。
(source : Pasta Primavera)

[ストリーミング]
Gazzillion Ear (Thom Yorke Remix) - MF DOOM

オリジナルはこんな感じ。

[関連したサイト]
■ Thom Yorke to Remix DOOM - Pitchfork:News
■ MF Doom Changes Name Again, Preps Album - Pitchfork: News
■ Lex Records

「BORN LIKE THIS」/ DOOM
release : March, 2009
label : Lex

ペンシルバニア発、摩訶不思議な音楽を奏でるエクスペリメンタル・ポップ･バンド、The Van Allen Belt（ザ・ヴァン・アレン・ベルト）を紹介します。先月にIndiecater Recordsより、2007年の1stアルバム「Meal Ticket to Purgatory」が値段を下げて再発売されています。

メンバーはTamar Kamin、Martine Mancini、Ben Ferris、Scott Taylorの4人編成。女性のTamarがメインでボーカルをつとめています。
このバンドについてはバイオグラフィも詳しく分からず、それ以上に音楽性は何とも形容しがたいものです。曲を初めて聴いて顔が( ﾟдﾟ) ってなったのは久しぶり。正真正銘のサイケデリック、幻惑的なサウンドスケープ。これではAnimal Collectiveの音楽も大人しく感じてしまうくらい。きらびやかで壮大で劇的な曲の展開が好きな人にはたまらないかも。
Indiecater Recordsのウェブサイトでは、このアルバムから14曲を試聴することが出来ます。

[MP3]
The Van Allen Belt「Baby Boomer Backstroke」
The Van Allen Belt「Dr. Layman's Terms/The Hills Are Alive」
The Van Allen Belt「Way Up」

[関連したサイト]
■ The Van Allen Belt - MySpace
■ Indiecater Records » Blog Archive » The Van Allen Belt - Meal Ticket To Purgatory
■ » The Van Allen Belt - Meal Ticket To Purgatory Song, by Toad

「Meal Ticket to Purgatory」/ The Van Allen Belt
release : Mar, 2009
label : Indiecater Records