[naku-yoru] :: DIARY: 2007年10月アーカイブ

2007年10月アーカイブ

久々の「50Songs Playlist」の更新です。バージョン08です。
このプレイリストの源は、アメリカの音楽SNS「Finetune」。1年ほどの付き合いになりますが、未だに収録CDの選定基準が掴めない・・・。
とりあえず、Radioheadの最新作「In Rainbows」、個人的にかなり気になっているバンド、Eulogiesの デビューアルバム「Eulogies」、iPodのCMで曲が使用されているFeist「The Reminder」などが、 早くも登場し、独り喜ぶ。

「1アーティストにつき、3曲まで」という原則があるので、「In Rainbows」は悩みに悩んだ結果、 「Bodysnatchers」「Weird Fishes/Arpeggi」「Jigsaw Falling Into Place」の3曲。
U.Sインディーズ群にTortoiseやPanda Bearのオルタナ群、Caetano Veloso、Juana Molina、P.C.Oの 個性派群でアクセントも付けつつ。Rの3曲はそれらのまとまりを崩さぬように。


最近、日本でも人気が出てきたのか、「Finetune」というキーワードでググると、たくさんの利用者のコメントを目にすることができます。
SNSということで、フレンドを作れます。しかも当事者の承認のないまま! しばらく訪れていないと、いつの間にか知らないフレンドがくっついてきています。己のプレイリストは今回作成の分で、通算8つ。プレイリストのアイコンをねこにしているせいか、フレンドも猫仲間。どこの誰かは知らないけれど。

ストリーミング形式なので、混雑しているときには再生が難しい。また、これはシステム上でのブロックのようですが、あまり何度も早送りすると注意されます。ですので、何か聴きたい曲がある時はページ自体のキャッシュを読み直してください。

さて、ここまで充実した音楽ストックを持ち、しかも無償。どうやったらこういうことが出来るのか。 ストリーミング形式を採用しているから?著作権関係は全く疎いままなので、よく知りませんけど。
JASRACのページ、各々の楽曲の権利を誰が有しているのか、とか詳細をデータベースで検索できるのは面白いのですが…。

ところで「ストリーミング形式」といえば、GIGAZINEにこんな記事。
■ GIGAZINE/YouTubeの視聴は「ストリーミング」ではなく「ダウンロード」です
冒頭の「文化庁著作権課」のくだり。法を遵守しなくちゃいけない立場を守って、きっと、一回もYouTubeにアクセスしたことがないんじゃないのかな。そのかわりに、Wikipediaに書き込みするのが仲間内で流行ってるのね。

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October 28, 2007

Hometapes(レーベル探訪 No.02)

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Diary以外のデザイン、レイアウトを少し変更しました。
以前、ナビゲーターはヘッダと一緒になっていて、リスト形式で作っていたのですが、どういうわけか、 WindowsOS(おそらく2000)のIEでブラウズすると、メインコンテンツがヘッダに被さるようになり、肝心のナビゲーターが表示されないという事態に。どうしようもなく、結局、サイドバーに落ち着きました。

久々、インディーズレーベルでとても良い音楽を持っているところを見つけました。
アメリカ合衆国、コロラド州ボルダーに籍をおくレーベル「Hometapes」。
■ Hometapes 公式サイト
ミュージシャンたちの出身は主にアメリカ、北欧圏の人たちも。

Bear In Heaven
Nick Butcher
The Caribbean
Bryan Bollins
Paul Duncan
Evah Fan
Feathers
Friends With You
Adam Heathcott
Brad Laner
Scot LeFavor
Kathleen Lolley
Mark Mahaney
Sara Padgett
Pattern Is Movement
J Penry
Jay Ryan
Sedaqa
Shedding
Slaraffenland
Scott Solter
Table2Press
typeStereo
Abraham & Joseph

「Media」というページには、Audio、Video、Photo、Radioと4つのコンテンツ。Audioには、代表的なミュージシャンの曲が数曲置いてあって、ブラウザ上で再生。MP3ファイルをダウンロードする事も可能です。また、それぞれのミュージシャンの紹介ページにはMySpace.comへのリンクもあります。

このレーベルは久々の大当たりでした。以下、己の独善的推薦バンド&推薦盤。The Caribbean、Feathersなどが特に好み。Bear in Heavenもサイケでノイズで良いと思う。コロラド州ボルダーを地図で見てみると、アメリカのド真ん中!!
音だけ聴くと、Temporary Residence Ltd.にも似た、ちとオルタナティヴ寄りの音響。が、N.Yやワシントンのインディーズレーベルに比べ、何となく垢抜けず、気怠い。・・・もっとも、そこが気に入っている訳なのだが。
それと、CDジャケットがかなりグッジョブですね。見てて楽しい。これもT.R.Ltdに共通してるな。・・・ってあれ?? どうしてThrill Jockeyとリンクしてるのだ?

plasticexplosives.png Plastic Explosives / The Caribbean

・Hometapes
・MySpace

williamoforange.png William Of Orange / The Caribbean

・Hometapes
・MySpace

absolutenoon.png Absolute Noon / Feathers

・Hometapes
・MySpace

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icon 関連したブログ記事:1件

ただいま、24日の夜。ちょうど「In Rainbows」が届いてから、2週間経ちました。
少し前に、焼いたCDRをコンポが読まないからMacでしか曲を聴けないとぼやいていましたら、それを知って知らずか奇跡的に15年目のVictor爺が奮起してくれて、3度に1回は再生してくれるように なったのです。奇跡!(が、オールリピートまでは力及ばず手動でやっています)10日の評価でのマイナス15ポイントは消し。それでも結局、ここ2週間のうちは「In Rainbows」はiTunesで聴く事が多かった。どうしても何曲かは音が割れるように聴こえて「もうこれはこういう仕様なのだ。しょうがない。」というダジャレをぐっと飲み込みつつ。

今日はちょうど2週間という切りのいい日だったので、iTunesの再生回数を見てみたら、あらら! 思ったより再生している! トータルで71回転していました。14日間で割れば、1日5回転?! 仕事の日はともかく、休日は特によく聴いてたからなぁ。というわけで、14日間「In Rainbows」がしっかり浸透したところで、ちょっと考えをまとめるべく、ひとつ書いてみます。長文になるので、興味のある方だけどうぞ。

しかし、何なんだろう? 「In Rainbows」の持つ、この恐ろしいほどの中毒性は。
何度も何度もリピートさせて聴いている。PCで聴く時も、もちろんリビングの大きい方のスピーカーで聴けば、回数を重ねるにつれ、音の層の深さに意識が集中して、ぐいぐい惹き込まれる。20日に一言書いたとおり、己はやはり、このアルバムにはさほど「革新さ」は感じられない。(「ではお前の言う『革新』は何なのだ?」と問われれば、それこそ「Kid A」の存在がそうだった) 「Jigsaw Falling Into Place」 なんて、どういうわけか、聴いていて1stアルバム収録の「Blow Out」を思い出したくらいだったもの。

デジタルとアナログの融合が巧みな点は、一つ前の「HTTT」で結実した方法論(”ライヴでも活きる音”)を踏まえた応用であるように思えるし、生の声で録られた部分とエフェクトが細やかに施された部分がミックスされたボーカルトラックと、楽器のそれぞれのトラックも丹念で、それらの微に入り細にわたった絶妙な位相加減は「Kid A」のレイヤー構造。メロディの美しさと存在感は、私の大好きな「OK Computer」、そして「The Bends」に及ばんとする勢い。
どの曲もこれらの特徴がよく表されているが、なかでも圧巻なのはラストの「Videotape」という曲。
トムの声は最初、耳元で静かに歌っているかのように、とてもはっきりとリスナーに届くのだけど、ピアノの旋律、規則的なリズム、コーラスに徐々に埋もれて、歌い手は意識の届かない、遥か彼方に消えてゆくイメージ。聴いていて「The Tourist」という美しい曲を思い出す。

そうだ。この音の表現と歌の表現の両者が紡ぐ「美しさ」こそ、最初に己がRadioheadの音楽に見出した絶対的価値であったのだ。「Kid A」以降、多少、技巧面に重きを置いてきたRの音楽性が一巡して戻ってきたという印象。だから不思議と「懐かしさ」を感じさせるのか?
構成については、トム曰くアルバムは「曲順を死ぬほど考える」のだそう。今回は10曲、計42分ちょっとと「Pablo Honey」並に短い。ひとつ前の「HTTT」は14曲とボリュームたっぷりだったわけだけど、常々「『The Gloaming』を境に二部構成のアルバムである」と感じていて、アルバムを聴いていて、いつも「The Gloaming」で一息ついてしまう。同じ事を雑誌かなにか、どこかの誰かも言っていたような記憶があるな。っていうか、「The Gloaming」(黄昏)という名の曲が境界線だなんて、これこそトムの仕組んだ伏線じゃないの〜?と邪知してみたり。

冗談はさておき。コンパクトなアルバムだけど、曲順に関しては、当然今回も「死ぬほど」考えたのだろう。きれいな曲が多いので、大人しく収まっている感も無きにしもあらずだが、油断するなかれ。「In Rainbows」は・・・「停止ボタンを押せないアルバム」。うーん、初めての境地です。

最初にも書いた「In Rainbows」の中毒性。
そのこころは、過去6枚のアルバムの経験と技術、そして表現の集大成。
光の分散から生じる虹。光は全ての色覚の成分を含み、それらが混じり合って白色に見えている。
「rainbow」の語源は「rain(雨)」と「bow(弓)」。弓状になって空にかかる橋。
彼方から此方へつなぐ道。過去から現在、未来までも一条の光の道で。
混沌の世、人の心の移ろいはプリズマティックで、だけど決して美しいものではなかったり。
何か理由のがあっての「In Rainbows」なのでしょうか?
歌詞に関しては、いまだに全部消化しきれていないので、ここでは言及できませんが、ただ一つ、第一印象としては、確実に意識の表現がシンプルになってきている。シンプルというのは平易という意味ではなく、率直という意味で取ってください。相変わらずのレトリック・スタイルではあるのだけれど。

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来月公開予定の映画「There Will Be Blood」の映画音楽を手がけたジョニー。
■ アカデミー賞サイト オスカーノユクエ/「There Will Be Blood」
アルバムがAmazon.comにてプレ・オーダー開始。日本での公開は年明け? 
(source : at ease)

therewillbeblood.png  「There Will Be Blood Sountrack」/Jonny Greenwood
レーベル:Wea/Atlantic/Nonesuch


曲目は次のとおり。
1. Open Spaces/2. Future markets/3. Prospectors Arrive/4. Eat Him By His Own Light
5. Henry Plainview/6. There Will Be Blood/7. Oil/8. Proven Lands/9. HW/Hope Of New Fields
10. Smear

トレイラーはこちらから。しっかり雰囲気出ております。
(2003年にジョニー名義でリリースされた、同じくオリジナルサウンドトラック「Bodysong」の「Convergence」という曲が聴こえるのですが、これも使われているのか?)
■ SlashFilm.com/New There Will Be Blood Movie Trailer

ついでに、少し古いニュースですが、ジョニーがオーケストラのために作曲し、2006年に 「British Composer Awards」のBBC Radio3リスナー賞受賞した「Popcorn Superhet Receiver」という曲がありまして、この曲が、今秋から翌年1月までアメリカで開催されるイベント 「The Wordless Music Series」の、1月の公演で披露されるとのこと。
■ The Wordless Music Series 公式サイト

ユニークな名前の割にペンデレツキ・サウンドばりばりの不穏な音響です。
BBC Radio3でストリームされているのを聴く事が出来ますが、どうも不安定。聴けない時は何度かリロードしてみてください。
■ 「Popcorn Superhet Receiver」(RealPlayer Media File)

ジョニーくんの作曲した曲は、好きだと公言しているペンデレツキの音楽をルーツにはしているものの、 「不穏さ」と隣り合わせて、彼なりに「美しさ」が表現されている。優雅だけど、恐ろしい。
「Popcorn〜」や「Smear」を聴くと、新曲「In Rainbows」の6曲め「Faust ARP」のバックに聴こえる、 あの美しいストリングスはジョニーの仕事なのかな、と想像してみたり。(なんせ、公式のコメントが出ないもんだから、どこをどう、誰がアイデアを出し、組み立てていったのかとか詳細が掴めない…)

この曲は、例えば、第一楽章のラストなどは曲の静的な導入部分と対照的で、弦を叩いてビートを強めているところに、彼の音楽的嗜好を垣間みて、一ファンとして興味深く。
また、これらの曲はRのメンバーは既に聴いていると思うのだけれど、ジョニーをお気に入りな皮肉屋トムくんは、一体どういう感想を彼に言ったのか、妄想的ファンとして気になるところ。

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October 22, 2007

Renewal

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Diaryだけ、Movable Type4.0に移行完了しました。
非商用で個人利用限定ということだと、無料でダウンロードができるという事実にまずびっくり。
最初はうまく使えるのかどうか不安でしたが、タグの構造やぺージ全体の仕組みが掴めると、あとはそれなりに作業を進める事が出来ました。
現行のサイトを手打ちだけでこつこつ作った労力が、ここで報われたというわけです。

取り急ぎ、基本的な機能だけを組み込んでのリニューアル。
コメントを投稿できるようになりました。
というわけで、今までのように一方通行で独善的に進んできたDiaryも、馬なりに加速度を落とさなくてはなぁ、と思っております。

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October 20, 2007

2017年の音楽

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本日、予約していた「NME/10月13日号」を購入。
毛穴までくっきりはっきりのトムくんの恐ろしい表情がレイアウトされた表紙写真を手にして、いろいろな意味で戦きつつ、さてページを捲る。4ページもの特集を組んだNME。
表題は「Welcome To The Revolution」。ダウンロード版の10曲のレビューに、希望額購入制についてのコメント等々。

2ちゃんねるでは、歌詞の独自翻訳でなかなか盛り上がっているようみたいですね。
Radioheadのスレッドは平和なところと大荒れなところと、かなりの落差があるので、己はよう行かんのですが。個人ブログなどでも、さっそく歌詞の翻訳をしているブロガーたちがいて、皆が皆、面白い解釈や自由な意見を述べていて、なかなか興味深い。

「音楽は、歌詞は音の価値を超えない」ものだと信じて疑わなかった己ですが、その意味はというと、英語を母国語としない我々日本人が、英語の歌詞の意味を読み、解釈し、作詞者の意図や思いをどこまで汲み取れるのか、汲み取る事が可能なのか。できないのなら、やって意味があるのか。
そんなふうに、昔はやたら賢ぶって、あまのじゃくになってた己でした。

が、Rの6thアルバム「HTTT」が出たあたりから、「ちゅーか、訳して解釈しないと、トムが何を言ってるのか解らないじゃないか」という極々当たり前な結論にたどり着き、遅まきながら、音楽に対する姿勢が素直になったようです。
音楽雑誌を隅から隅まで真面目に読まなくなったのは、その反動か、否か・・・。

話を戻す。 「Welcome To The Revolution」。「ようこそ、革命へ」。
いくつかのブログを訪れて「In Rainbows」についての意見や批評を読んでいたら、「別に新しくない」といったようなコメントをしていたブロガーがいて、彼(か彼女)の意見に反論するわけではないのだけれど、ここに来て、まだRadioheadの音楽性の評価に「新しさ」がついてまわるのか、と驚き半分、呆れ半分。

新しい、というとき、無論「前回に比べて」という意味が多いと思う。
しかし、これがもし「現在の音楽シーンのなかで」の話だというのなら、己は大いに疑問に思う。芸術について相対的な点数づけをする行為こそ、何ともつまらない話ではなかろうか。
己自身は「In Rainbows」の音響については、時間をかけただけ(って別に皮肉を言ってるんじゃないんで…)工夫もかなり凝らされていると思うし、各パートの演奏も、アレンジも丁寧に作り込んだ印象。メロディの美しさには、いつものことながら感動しっぱなし。
2006年のライヴバージョンを事前に聴いていて、それと比べると確かに「新鮮」ではあったけれど、しかし、「革新さ」はさほど感じられなかった。

最近ふと思うのは、己は今年26歳になるわけだけれど、きっと10年後も音楽は好きで、いろいろ探して聴いていると思う。
だが、10年後の2017年、一体どんな音楽が存在するというのだろう。根拠のない不安が時々沸き起こる。 音楽の歴史にも、技術的にも何ら詳しくないし、別に何かバンドやら音楽活動をやってるわけではないから、裏付けも何もないのだけど、何となく、音楽はもう際の際まで、行くとこまで行っちゃった気がしてならない。・・・素人の浅はかさでしょうか?

迷惑行為を注意したらナイフで刺される今日、まったく話にならない政治家と役所に生活をがっちり固められている今日、危機的な世界情勢がガソリン代や電気代やパンの値段の値上がりというかたちでリアルになってきた今日。2017年なんて、下手したら音楽なんてやってられない世界になってるんじゃないのか。 って馬鹿馬鹿しい誇大妄想。

2007年もあと2ヶ月少しという今日、葛根湯の効能もほぼ消えかけ、そういう何ら脈絡も意義もないことを、微熱の脳みそを抱えた22時の高速バスの中で考えていました。

闇夜のなか、キンモクセイの香りだけが、冷たい空気に乗ってきたなぁ。
かの菅公も歌ったように、花の香りというものは季節をもっとも感じさせます。
ちなみに当サイトの「naku-yoru」の語源も和歌から取っています。視覚、聴覚、嗅覚に訴える、とても美しい歌。

「橘のにほへる香かも霍公鳥鳴く夜の雨にうつろひぬらむ」(大伴家持)
夏の盛り、庭の橘が実に芳しい。
ほととぎすの一声わたる夜。
降りしきる雨に、
彼の地の橘は、香りが失せてしまっているだろうなぁ。

和歌というものは、己は「音楽」だと解釈して良いと思う。四大要素はきちんと入ってますから。
メロディは、一音一音の響き。リズムは5・7・5・7・7調。ハーモニーは語句から浮かぶイメージ。音色は読み手の声。
1000年以上に前に生まれ、既に音楽の四大要素が含まれた和歌が現代の音楽にもしっかり通じていると考えると、10年ぽっちがどんなもんだというのか。

深秋はすぐそこ。茄子とか栗がやたらに美味しい。早く風邪を治さねば。

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October 14, 2007

I feel my luck could change.

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金星人の霊合星人は去年から一転、今年から3年間は絶好調だとか。
己にもようやく運が巡ってきたらしい。

まず、待望のRadioheadの新曲が出た。7枚目のアルバム「In Rainbows」。
しかも、かなり素晴らしい音楽に仕上がっている。(リリースから5日。冗談抜きにこれしか聴いてない)

そしてThrill Jockey Recordsも15周年を迎え、TJミュージシャンによるTJミュージシャンの曲のカバーLPがリリースの予定。
己はもうそれで十分だ。

が、amazon.jpからこれを買えと勧められた。
確かに己は、写真集ほしーの!と言った。言ったよ。だけど、何故このタイミングなの?

samprekop-photographs.png 「Photograghs」(洋書)
著(写真):Sam Prekop
The Sea and Cakeのフロントマンでボーカルをつとめるサム・プレコップは、アーティスト/写真家としての一面も持っていて、The Sea and Cakeのアルバムのアートワークもこなしている。シカゴの街の一角をとらえたシンプルな構図、都会的な色彩感覚が印象的な写真たちはバンドの音楽性を簡潔に表しているように思える。
本書は初めての作品集。特典として、この写真集のためにサムが制作したインスト8曲がおさめられた初回限定CDがついてくる。

今年出たThe Sea and Cakeのアルバム「Everybody」から、「Crossing Line」に続き、2本目のミュージックビデオです。
面白いけど、なんちゅーチープさ! センス良いなぁ。
この「Coconut」は己も大好きな曲で、ギターのフレーズやサムの歌い回しなんて、いかにも”The Sea and Cake・スタンダード”といった感じの曲で非常に心地よい音楽。むむ、12月のライヴ、やっぱり行っちゃおうかな・・・。

■ The Sea and Cake「Coconut」

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October 13, 2007

虹を横目に、閑話休題。

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BBC Radio 6Music「Steve Lamacq」では、10日から、Radiohead「In Rainbows」のリリースを取り上げ、番組内で新曲を放送中。
10日(水)は「Reckoner」と「All I Need」、11日(木)は「Bodysnatchers」と「Nude」。 この番組は平日に放送されるから、一日2曲ずつで5日間。きれいに10曲すべて流すことができるというわけですね。さすが。トラックリストと番組のバックナンバーは、この番組のページへジャンプしてください。 ■ BBC Radio 6Music「Steve Ramacq」

nmecover-oct10th02.png そして、このトムが表紙の「NME」最新号ですが、今日確認したところ、来週のに入荷とのこと。
予約をお願いした後、この店のRadioheadの棚へ行ってみたら、「In Rainbows」のポップが!
このポップを作るのにきっと何時間か費やしたのだろうけど、商品は店では販売できないのだから、販促効果なんて皆無だというのに、なんて素晴らしい出来なのだ!
写真は載せられないから、一目見てみて下さい。タワレコの天神店です。

Rファンとして感動したのは無論、同じく物を売って飯を食ってる人間として、感心した次第。
我々は日々、自分が売りたい商品、そして気に入っている商品を他の人々に広めたいがために、知恵と色彩感覚を絞りに絞ってポップを作るわけなのだけど、「売ってない商品のポップを作る」だなんて・・・ああいう姿勢は大いに刺激になりますね。

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