[naku-yoru] :: DIARY
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先週の水曜日から日曜日の日程で、オースティンで開催された音楽見本市、SXSW 2009。本番のステージの模様が各音楽メディア、ブログなどで続々と紹介されています。
公共ラジオ局、NPRではフィーチャーしたバンドのライヴを公式ウェブサイトで配信しています。また音源のほかにフォトギャラリーも公開中です。
■ SXSW 2009: South by Southwest : NPR Music

現在、聴くことの出来るステージは以下のとおり。
The Decemberists、K'Naan、Blitzen Trapper、The Avett Brothers、The Dirty Projectors、The Heartless Bastards、Blind Pilot、BLK JKS、Thao With The Get Down Stay Down、Worries Can Wait。

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blindpilot-band01.jpgポートランド発、Israel NebekerとRyan Dobrowskiの男性デュオ、Blind Pilot(ブラインド・パイロット)。彼らに関しては音楽以上に「自転車ツアー」の方が有名みたいですね。学生時代の友人であった2人は昨年、西海岸の自転車ツアーをスタート。行く先でシングル盤を売っていったそうです。燃料消費なし、排気ガスもゼロ、自分たちの脚力だけが頼りというマッチョな音楽人。エコを謳うアーティストは多いものの、ここまで追求できるのはインディーズ・バンドだからこそ。ただ単にロードバイク・ファンだったのかもしれないけど。
MySpaceにはこの自転車ツアーのときの写真が数枚アップされていますが、荷台に貼った「Blind」と「Pilot」というステッカーを見た道行きの人々から、「Blind」の自転車を「Pilot」が先導していると思われた、というエピソードは偶然にしろ、紛らわしくて危険だってば。
ツアーを終えたあとにアルバム作りに着手。昨年7月にExpunged Recordsから1stアルバム「3 Rounds and a Sound」をリリースしました。アルバムはBillboardチャートでトップ5にランクイン。なんと、その後に行ったアルバムのリリースツアーも自転車に乗って周ったとか。(しかもスタートはワシントンの自転車店から。笑)賞賛に値すべき Bike-a-holicですね~。

フォーキーな響きのアクセントにストリングスやトランペット、そして己の音楽的ツボであるヴィブラフォンが入っていて、メロディアスで静かな力強さを感じる音楽。SXSW 2009では18日、19日のステージに出演しました。NPR:MusicのSXSW 2009特集ページで、そのライヴの音源を聴くことが出来ます。

Blind Pilot「Go On Say It」
■ SXSW 2009: Blind Pilot : NPR Music

[関連したサイト]
■ Blind Pilot - MySpace
■ Expunged Records
■ Blind Pilot : 噂の“自転車バンド”のインストア・ライヴは… / BARKS ニュース

3roundsandasounds.jpg「3 Rounds and a Sound」/ Blind Pilot
release : July, 2008
label : Expunged Records

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初の南米ツアーへ出かけている我らがRadiohead。15日のメキシコからスタートして、20日の昨晩はブラジル、リオ・デ・ジャネイロでライヴを行いました。

南半球であるブラジルは北半球のイギリスや日本とは季節が真逆なので、今は夏の一番盛り。最高気温がすでに30度近くまであるそうです。てなわけで、トムくん、海パンに着替えて海へざぶーん。
一方的に喧嘩をふっかけてきたあの彼女のトップレスとこちらと、どっちがセクシー? 己は平気ですが、トム・ヨークのファンの方は一応、閲覧注意かな? 一瞬、波にのまれてるかと思った。

■ Thom Yorke is Shirtless | Shirtless, Thom Yorke : Just Jared

(Source : Stereogum

残りの南米ツアーは、22日にサンパウロ、24日にアルゼンチンのブエノス・アイレス、26日と27日にチリのサンティアゴという日程。

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operahouse - band.jpg SXSW 2009特集、増補版を引き続きお届けしています。
今日紹介するのはイギリスの5人組ロックバンド、Operahouse(オペラハウス)。ロンドンを拠点に活動するバンドで、The Killersを有するレーベル、Marrakesh Recordsから今年の4月に、プロデューサーにEmbraceのRichard McNamaraを迎えて製作された1stアルバム「Escape From The Sun」をリリースします。メンバーはJohnny Lloyd 、Jimmy Cratchley、Alexander Kaines、Ben Niblett、Dan White。

正統派のブリット・ロック・サウンドに特筆すべきところはさほど無いけれど、歌声は若さ溢れてエモーショナルで、こういう声質は結構好み。Cajun Dance Partyのダニーに少し似ているかも。imeemのプロフィールによれば、Radiohead、The Beatles, Led Zeppelin、Blur、Velvet Undergroundなどに影響を受けたとか。初期のBlur、Cajun Dance Party、The Last Shadow Puppets、Arcade Fireの「Funeral」とか好きな人は是非。(最近のイギリス音楽に疎いもんで、こういうとき名前がフッと出てこねー)
2007年から2008年にかけて数枚のシングルをリリースしていますが、Amazonでもタワレコでも情報は無し? 購入はiTunes Music Storeが確実のようです。今年のSXSWには21日のステージに出演予定。

Operahouse「Down in Electric」

[関連したサイト]
■ Operahouse - MySpace
■ Marrakesh Records
■ Operahouse Music Profile on IMEEM

[ミュージックビデオ]
■ Born A Boy - Operahouse

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viaaudio-band.jpg出すって決まったら容赦ないなぁ。連続投稿です。

ニューヨーク発、男女混声のインディーロック・バンド、Via Audio(ヴィア・オーディオ)。現在のメンバーはJessica Martins, Tom Deis, David Lizmi, Adam Sturtevantの4人。2003年、ボストンのバークリー音楽大学生で趣味の合う仲間であったメンバーが集まり、その界隈でバンド活動を始め、セルフタイトルのシングル盤をリリース。アルバム作りに取り掛かるもののアクシデントなどにより頓挫。しかし、その間にはMySpaceのプロフィールを見たDeath Cab For CutieのChris Wallaから賞賛を得て大きな自信につながったとか。その後、バンドはSideCho Recordsと契約を交わし、2007年9月にデビューアルバム「Say Something Say Something Say Something」をめでたくリリース。シンガーのジェシカが行ったSpoonのライヴで、ドラムスのJim EnoにEPを手渡したのがきっかけとなり、彼がこのアルバムのプロデューサーをつとめました。2008年には日本のレーベル、Kurofune Recordsからこの国内盤をリリースしています。2008年にはCMJ Music Marathonに出演、今年のSXSW 2009には数ステージに出演しています。

Via Audio「Developing Active People」
Via Audio「We Can Be Good」

[関連したサイト]
■ Via Audio - is spending their time: making new music(公式ウェブサイト)
■ Via Audio - MySpace
■ Via Audio - SideCho.com
■ Via Audio - Kurofune Records

saysomething3.jpg「Say Something Say Something Say Something」/ Via Audio
release : Sep, 2007
label : SideCho Records

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miniaturetigers-band.jpgアメリカはアリゾナ州フェニックスを拠点に活動している、Miniature Tigers(ミニチュア・タイガーズ)。Modern Art Recordsから昨年9月にデビューアルバム「Tell It to the Volcano」をリリースしています。Charlie Brandをリードシンガーに、Rick Shaier、Lou Kummerer、Darren Robinsonの4人編成。アルバムリリース後にツアーを行い、CMJ Music Marathon 2008に出演しました。そのデビューアルバムは SXSW 2009 への出演に合わせてか、先月に再発されている模様。バンド名の意味するのは猫ってこと?MySpaceにはブサかわいい飼い猫の写真がアップされています。

Miniature Tigers「Cannibal Queen」
Miniature Tigers「The Wolf」
Miniature Tigers「Dino Damage」

[関連したサイト]
■ Miniature TIgers - MySpace
■ Modern Art Records

tellittothevolcano.jpg 「Tell It to the Volcano」/ Miniature Tigers
release : Feb, 2009(Original Release : Oct, 2008)
label : Modern Art Records



2月から3月初旬までの間に投稿した「SXSW 2009特集」は新譜を出したばかり、もしくは春先にリリース予定があるアーティストを選んで記事にしました。そんなもんで惜しくも次点になってしまったいくつかのバンドは「記事にするかも」フォルダに入れたまま。Aqualungの記事で特集は一旦終わりとしましたが、折を見て今月いっぱいで再び投稿しようと思います。Rの新しいニュースがあまりにも無いもので・・・。

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March 18, 2009

Faunts「Feel.Love.Thinking.Of. 」

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faunts-band.jpgカナダ出身の5人組バンド、Faunts。2000年秋にSteve BatkeとTim Batkeの兄弟2人で結成したのがバンドの始まり。現在は兄弟がボーカルを取り、Paul Arnush、Rob Batke、Scott Gallantの3人を加えた形で活動している。2005年10月にFriendly Fire Recordingsからアルバム「High Expectations/Low Results」でデビュー。その後、2007年にシングル盤と2008年にリミックス盤を続けてリリースし、今年2月に2ndアルバム「Feel.Love.Thinking.Of. 」を出したばかり。新譜はシンプルなジャケットデザインが良いですね。

レーベルのサイトでは2枚のアルバムから数曲をダウンロード可能。ギターサウンドとシンセサイザーを基本に、空間系の音響効果をがっつり効かされたエレクトロニック・ミュージック。それに繊細な印象のボーカルが特徴的です。2ndは特にニューウェーブ、パワーポップ寄りの音楽で気分が軽くなるみたい。シングル盤の曲などは反対に実験的な音で、これは新旧で好みの分かれるところかも。

Faunts「Feel.Love.Thinking.Of.」from 「Feel.Love.Thinking.Of. 」
Faunts「It Hurts Me All The Time」from 「Feel.Love.Thinking.Of. 」
Faunts「Instantly Loved」from「High Expectations/Low Results」
Faunts「Memories of Places We've Never Been」from「High Expectations/Low Results」

[関連したサイト]
■ faunts.online | faunts.com(公式ウェブサイト)
■ Friendly Fire Recordings :: Faunts
■ FAUNTS - MySpace

feellovethinkingof.jpg「Feel. Love. Thinking. Of.」/ Faunts
release : Feb, 2009
label : Friendly Fire Recordings

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